削り出しで施された縁の段差は熟練職人さんだからこそ成せる技。切り立った枠組みが額縁のように、いつもの器や料理を惹き立ててくれます。

また縁の裏側には「畳摺り」と呼ばれるわずかな傾斜が手に馴染み、背筋がスッと伸びるよう。気品を感じさせる佇まいがワンランク上の食卓を演出します。

1食分の食器がバランスよく収まる「全判」サイズ。折敷にのせると普段の器もよそゆきの表情を見せてくれます。食卓にメリハリが生まれ、料亭のような凛とした空気が纏います。

使用後は硬く絞った布巾ですっきり拭けてお手入れも簡単。天然素材ならではの個性豊かな表情と、使うごとに暮らしに溶けこんでいく移ろいをお楽しみください。

天然木は加工後も呼吸をし続け、湿度に合わせて伸び縮みを繰り返しています。乾燥や反りを防ぐためにオイルなどでお手入れしてあげると、より一層暮らしに寄り添う道具へと育っていきますよ。

お手入れに使うのは速乾性のある”エゴマ油”などがおすすめ。市販でお買い求めいただきやすく、保湿力にも優れています。ちょっとした工夫で長持ちするのは嬉しいですね。

使わなくなった布切れに適量染み込ませ拭き上げるように塗布するだけ。無垢材ならではの優しい手触りとほど良い艶感が魅力的です。

※オイルの種類や木の状態によって染み込み具合はそれぞれ違ってみえます。

使うごとに自分だけの"特別な1枚"に熟成していく無垢の折敷。手をかけた分、思い入れもひとしおです。使用感の積み重ねが表情へと変わっていく様を楽しみながら、長い目で育ててみてくださいね。

山から与えられたたくましい木を丁寧に削りだし、手作業による繊細な磨き技で上質な手触りを生み出す。素材の性質を熟知し、自然素材に秘められた力を最大限生かせるよう「100年以上使えるものづくり」に取り組まれています。

デザイナーに猿山修さんを迎え、東屋がプロダクトした折敷。背面には製作に携わった3者の焼印がさりげなく刻まれています。

お茶のセットとお菓子をのせてもちょうど良いサイズ感で、おもてなしの設えにも重宝します。相手を気遣う気持ちが表現できて会話も弾みそう。

器を選ばないシンプルさがカレーや麺類・丼ものなどとも合わせやすく、まるでお店のような雰囲気に。日常的に使いやすく、暮らしの様々なシーンで活躍してくれます。

時にはお気に入りのインテリアを飾るトレイとして。小物の魅力をさらに惹き立て、品格漂う素敵な空間を演出してくれるのは端整な折敷だからこそ。

どんな器も相性良くまとまり、食卓を凛とさせてくれる東屋の折敷。慌ただしい毎日の中でほんの少し贅沢に感じられる、ゆったりとしたひと時をお過ごしください。