薄く伸ばした木材をひとつひとつ手作業で丸め、ツバメの尾のような仕立てと真鍮のリベットで丁寧に留めています。唯一無二の個性が宿る木製ケースの豊かな表情を楽しみくださいね。

細部にも気を配った「用の美」を表す繊細なつくりは、どこに置いても違和感がなく、生活感の出やすいティッシュ箱が一気に洗練された雰囲気に。

塗装による変色の心配など無く、使い込むほどに愛着が増すのは天然素材だからこそ。無垢の木らしい濃淡のある表情は、時間と共にこっくりと味わい深い飴色へと変化していきます。

経年変化によりゆっくり熟成していく様は、まるで呼吸をしているかのよう。使われてこそ輝きを増し、存在感を放つ天然木ならではの特性をご堪能ください。

興味深いことにコミュニティでは男女同権、また人種による分け隔てもなかったとか。アメリカで公民権運動が本格化するのはその遥か先の1960年代なので、彼らがいかに進歩的な考え方の持ち主だったかよくわかります。

俗世間を離れ、農作業に従事し、衣服や家具、建物までも自給自足という彼らの手から生み出された品々は、装飾の一切がありません。

「美は有用性に宿る」という教えに従って暮らしに必要なものは何でも作り、現代のデザインにも生かされている技法や意匠を多数生み出しました。シェーカーが長年は育んだ文化と精神は、時代や場所を超え、今なお継承されています。

なんでもない日用品をお気に入りのケースに移すだけで、生活や心までもスッキリと晴れやな気分に。他のインテリアにもすーっと溶け込み、和やかな空間へと誘ってくれるよう。

ティッシュをかるく谷折りし、移し替え完了。コンパクトな見た目ながらたっぷりと容量もあり、さっと取りやすいのが嬉しいポイントです。

飽きのこない簡潔な美しさはどんなインテリア空間にも寄り添い、暮らしを見守ってくれます。永く使うものだからこそ、"良いモノ"でこだわっていたいですね。

「調和には大きな美がある」こんな思いから生まれたシェーカーのティッシュボックス。凛とした佇まいが私たちの日常にそっと彩りを添えてくれます。