コンパニオンプランツについて

コンパニオンプランツとは?

コンパニオンプランツは、一緒に植えることでお互いに良い影響を与える植物同士のことで、共栄作物や共存作物ともいいます。

相性のいい植物同士を植えることで、特定の虫がたくさん発生したり、病気が広がったりすることを防げます。また、その逆で互いに生育が悪くなったり、どちらかを枯らせてしまう植物の組み合わせもあります。

コンパニオンプランツの有名な例はトマトとバジルで、成長を促進する作用があり、バジルが地表を覆いトマトの根を守り、トマトと水分を取り合う事により余分な水分をバジルが吸収しトマトが甘くなります。
※土栽培ではこのような効果が期待できますが、水耕栽培では土ではなくすべて水のため、トマトが甘くなるというような効果はありません。

水耕栽培キットで混植する際には、草丈に差があると日光が当たるものと当たらないものの差が大きくなってしまうので、植物の草丈が同じくらいのもの同士を植えるようにしてください。

コンパニオンプランツについて

どうして起こるの?

植物同士がどうして共栄・共存関係になるのかということには、主に5つの理由があります。

1.アレロパシー(植物が自分の成長のために、根や葉などから他の植物の成長を抑制する物質を出す現象のこと)

2.寄主特異性(生物などが、特定の生物(植物)だけを宿主とする性質のこと。害虫が特定の植物ばかりを食べること。=宿主特異性)

3.極相(一つのまとまりをもって生活している数種類の植物の集まりが、時間の経過とともに変化し最終的に到達する安定した状態。=クライマックス)

4.根圏微生物(植物の根から出る成分に影響されている、土の中にいる微生物)

5.バンカープランツ(ある特定の害虫を予防するために、その害虫の天敵になる昆虫を増やす植物で、おとり植物とも呼ばれる)

コンパニオンプランツには、生育を促進したり、害虫を防いだり、土壌病害を防ぐなどの効果があります。 あわせる植物によってその効果は違いすぐに効果が出るものではないので、気長に待つことが大切です。

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一石二鳥のコンパニオンプランツ

コンパニオンプランツは成長促進や病害虫予防の他、収穫後は美味しく食べることができ一石二鳥の植物です。 コンパニオンプランツで作れる美味しいレシピをご紹介します。

コンパニオンプランツについて

キュウリとパセリのビネガーサラダ

輪切りにして水分を絞ったキュウリを、パセリとオリーブオイル、ビネガー、塩コショウで混ぜ合わせたサラダです。

キュウリのコンパニオンプランツであるパセリと、キュウリに含まれるビタミンCを効率よく摂るためのビネガーを合わせた一品です。

コンパニオンプランツについて

ナスとホウレン草、赤ピーマンの油いため

ナスとホウレン草と赤ピーマンを油でいためるだけの簡単な一品。

ナスのコンパニオンプランツであるホウレン草と、油でいためるとビタミンC含有量がググっとアップする赤ピーマンをあわせることで、ナスに含まれるナスニン(動脈硬化を防ぐ作用がある)の効果もアップします。

また、ホウレン草にはがん細胞を死滅させる働きがあります。

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カプレーゼ

トマトとバジルといえばカプレーゼ。フレッシュなモッツァレラチーズとの相性も抜群です。

トマトのコンパニオンプランツであるバジルにはビタミンEが含まれていて、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する機能成分のリコピンを効果的に摂ることができます。

コンパニオンプランツについて

最後に

知るほどに奥が深いコンパニオンプランツ。
畑での栽培には関係があっても、水耕栽培では土を使わないからアレロパシーはないのでは?とも思いますが、アレロパシーは植物の根からも成分が出るので、実は水耕栽培にも関係があります。
※アレロパシーについてはこちら

成長をサポートしあったり、邪魔をしたり、最後には枯らせてしまったりというように、植物にも相性があるなんで驚きです。好き嫌いがあるということでは人間と同じですね。
人間であれば苦手な人やものには近づかないという選択ができますが、それができない植物は自根や葉から嫌いなものを寄せ付けない物質を生み出すんですね…。来るもの拒まずかと思っていましたが、実はそうではないということが分かりました!

一つのキットに何種類かを一緒に植える時は、ぜひコンパニオンプランツやアレロパシーのことも考えながら栽培をしてください。

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