ふつうの日々

遠くて近い探しもの

北の空を見上げて

ただひとつ動かない北極星を

眺める夏が好きです。

 

 

賑やかな人類の日常を眼下に

 

砂粒ほどにひろがる星々の

真ん中で瞬く北極星

 

 

どんぐりの背比べの中で

揺らいでばかりの不器用な私を

 

 

北極星はそのままに受け入れて

優しい静けさの大切さを

いつも教えてくれて

 

 

気づけば毎夜

空を見上げています。

 

先日、大きな自分の失敗に

落ち込んでいたある日

 

 

隣町に住んでいる友人が

海に沈もうとする

夕日の写真を送ってくれました。

 

固くギュッとつぐんでた口が

ふとほころんだ瞬間。

居場所がないような自分が

美しい夕日に包まれた、ただそれだけの事だけど

とても安心しました。

 

この夕日は闇の中に溶けていって

そのあと何処に行くのかなぁ。

 

 

人は遠く儚いものに

想いを馳せて

何を自分の中に感じているんだろう。

 

 

 

星も夕日も水平線もはるか遠くにあるけど

すぐそばにあって。

 

 

あちら側から

この地球に住む私たちは

どんなふうに見えるんだろう。

 

 

 

人はいつも、

それぞれの光を探し求める、長い旅の途上

 

 

星野道夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフゆみこ

 

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今回ご紹介したアイテム

 

Glass Candle Holder 70mm / 深澤直人design

廣田硝子 ガラス製 砂時計

 

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