ふつうの日々

いつもあるのに、見えないもの。

山深し
湧水わたる
むかし今

 

友人3人で富士山へ行ってきました。

最初はみんなで山頂を目指すぞ〜〜〜!

と意気込んでいたものの

富士山に行くことが決定したその日から

振り返る自分の体力の無さと

足の不具合による不安・・・。

 

山登りは好きなので

気力はたっぷりあるものの

私が普段、登る(というかピクニックする)ような山と

富士山では標高が違いすぎる

体力がどうしたって追いつかない。

 

 

しばらく、右往左往する自分と対峙する日々、、

 

登りたい。

いやー、無理だよなぁ、、

 

そんなことない、気合いでいける!

でも、足の不具合だいじょうぶかなぁ、、。

 

 

迷って迷って、わからなくなって

最後に思いついたのは

富士山の麓でご一緒する友人がいたら

登るのではなく、富士山遥拝にしよう。

 

と、思いつき

すぐに長野に住む友人へ連絡。

 

 

タイミングよく、友人の都合がついて

私は富士山麓までは

地元の友人と車で向かい

 

 

登山する彼女達を見送った後に

長野の友人と合流して

富士山麓の神社巡りの旅となりました。

長野と富士山は近いイメージがあったのだけど

友人は3時間も電車を乗り継いで

会いに来てくれたとのこと(驚!)。

しかも彼女が背負っている

大きなリュックの中には

彼女の畑で採れた新鮮野菜と

手作りのしば漬けがどっさり。

 

彼女の柔らかく慈しみに

満ちている性格が

隅々まで沁みているお土産に

目頭が熱く、、手にした瞬間ふわっ〜と

優しい霞に包まれた気持ちになりました。

 

 

当初、長野の友人は日帰り旅行の予定だったのですが

急遽、お泊りコースに変更となり

2日目はちょっと足を伸ばすことに。

 

富士山麓では気になっていた4つの神社を巡り

それぞれの個性を

ゆっくり1日かけて巡り

思い思いに手を合わせます。

富士山本宮浅間大社の湧玉池(禊の池)

あっという間に時間は夜に

その日のうちに、諏訪方面へ。

 

翌朝、お目当ての諏訪大社に向かう前に

諏訪大社奥にある森に流れる川の

源流に案内してもらいました。

 

誰も居ない早朝に

森の中を歩くこと30分。

Googleマップにも載っていない。

看板も立っていない。

 

その水源は地元の人にずっと守られ続けた場所で

小さなお社も鎮座しておられました。

 

小鳥と蝉の鳴き声と川のせせらぎ

風の吹く音しか聴こえません。

 

自分が森の中に溶けて

一体化したような

透明になったような

そんな気がする空間でした。

なんて美しい森なのだろう。

美しい源流から流れ出る川のせせらぎが

私の中にある余計なものを

さらさらと自然と流してくれます。

 

しばらく友人と森の中でそれぞれの時間を過ごして

その後、諏訪大社へ。

 

神社の中には千年以上も前から

あの美しい森の水源と

地中深く繋がっているであろう

大きな樹々達があちらこちらに。

 

樹を見上げて

その幹を包んでいるヴェールのような苔の中に

そっと体をうずめていたら

樹の年輪ににすっーと

入ったような感覚に。

 

ふと、家で焚いている屋久杉の

お香の香りがした感じがして

「どこにいても

 いつも一緒にいるんだよ」

と話しかけられたような気持ちに。

愛用品「屋久杉と麻の薫物合わせ」

普段の自分とは

全く違う身体感覚に包まれます。

 

いつも私を見守ってくれているもの。

そこに日常的にあるもの。

 

私次第で見えてくるもの・感じるものが

変わってくるのだなぁ。

 

 

 

 

過ぎゆく時間、、

美しい森や神社を後に

長野の友人と名残惜しいお別れをして

 

富士山麓に車を走らせ

山頂を目指した友人達を迎えに行きます。

 

 

登頂ペアも前日は暴風雨だったものの

登頂した友人撮影

無事、ミッションクリア〜!

山頂で美しいご来光に出会えたとの事。

 

3人でよかったね〜と

再会(私も一緒に登った気分満載に、笑)。

 

友人のひとりは高山病の症状が残っていて

まだ少し具合が悪そう・・

山頂ではさらに具合が悪かったそう。

 

なのに、彼女のリュックの中には

富士山頂でしか手に入らない「銀明水」が入っていて

その重い水を背負って下山し

麓にいる私へ「お土産よ〜」と

手渡してくれました。

友人撮影

「・・・・・・」

思いつく言葉がありません(泣)。

 

胸いっぱいになりながら

やっと「ありがとう」を伝えました。

 

 

友人からのお土産セットを食卓に置いて

温泉に浸かり、ご飯を食べて

無事3人で地元へ帰ってきて

それからまた以前と

同じような日々が始まっています。

 

でも、、

同じじゃないのです。

 

 

耳を澄ますと聴こえてくる

目には見えないけど

どこか遠くの方から

 

 

今ここに繋がる

水の音。

富士山登頂日のお月さま

 

 

 

 

 

 

 

スタッフゆみこ

 

 

 

 

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