雨水利用の豆知識

雪の美しさと不思議さを知る「雪の科学館」

空気中の水蒸気が水滴になって降ってくるのが雨、氷の結晶となって降ってくるのが雪。
大切な水を地上に届けてくれる雨、雪解け水を水力発電に使えることから「白い石炭」とも呼ばれる貴重な雪。

雨も雪もときには災害をもたらすこともあり、恵みであり、その美しさで人の心を癒してくれるものでもある。
さらに、雪は雨量計で溶かして降水量として観測されています。

あらためて雨と雪は姿こそ違うけれど、とっても似通った部分を持っていることに気付かされます。 「雪は天から送られた手紙である」という言葉で自身の研究の意味を表現した石川県出身の中谷宇吉郎は、雪の美しさに魅せられ世界で初めて人工的に雪の結晶を作り出し、美しい結晶の形と気象条件との関係を明らかにした科学者です。

石川県加賀市にある「中谷宇吉郎 雪の科学館」は、博士のさまざまな業績を中心に、実験・観察装置などを使いながら雪について興味深く紹介してくれています。 パネルや立体視、顕微鏡で見る天然雪の結晶は、自然が造形した奇跡のような美しさ。

似通った部分を多く持ちながら雨と雪が大きく違うところは“結晶”の美しさにあるのかもしれませんね。

新しい結晶を観察できる人工雪装置、発生・成長するダイヤモンドダストを画面で観察できる冷蔵庫。
氷の中に花の形に似た結晶を作る実験、氷のペンダント作り、氷のステンドグラス体験、氷釣りなど。

子どもから大人まで楽しめる実験・体験メニューがたくさんあって、 透明な氷の作り方など、日常に役立つ実用的な知識も学べます。 これだけ雪に特化した科学館は、おそらく珍しいのではないのかなと。

小規模な施設ではありますが中身はとても充実していて、県外から訪れる方も多いそうです。 雨も雪も、身近な気象現象ですが、それを科学的に見ること・考えることは(たぶん)少ないですよね。

でも雨や雪をもっと詳しく知ることで、感じ方や接し方が変わってくるのではないのかなとも思います。

おまけ情報。
雪の科学館は建物自体がとても素敵です。白山と柴山潟を借景に、雪をイメージした六角塔を配置して設計されています。高名な丹下健三氏や黒川紀章氏とともに活躍された磯崎新氏の手によるもの。

建築物としても楽しみたい科学館です。

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