雨水利用の豆知識

雨によって “死の砂漠”が花園に変わるスーパーブルーム

「死の谷(Death Valley)」という名の通り、アメリカ・カリフォルニアのデスバレー国立公園は “地球上で最も暑くて乾燥した場所”のひとつとして知られています。

むき出しの大地がどこまでも続く荒涼とした砂漠や不毛の丘は、 生命が存在することを許さないような厳しさを感じます。

雨豆知識

そんな厳しい環境のデスバレーでも、毎年春になるとちらほらと野生の花が咲くそうです。
種のままで1年のほとんどを休眠している植物が雨が降ると芽生えて花をつける。 そこに生命の神秘や力強さを感じます。

ところで。
2011年から2016年までの長期間、カリフォルニアは歴史的な熱波による深刻な干ばつで、農業や工業だけでなく、生態系にまで被害が及んでいました。

2015 年にはエルニーニョの影響でシエラネバダ山脈の積雪量が増え、水不足も少しは改善したかと期待されていましたが若干の改善を見せたに止まっただけ。

(余談ですが、カリフォルニアに住んでいた友人は、あまりにも干ばつが続くため、水を求めて移住したそうです)

ただでさえ厳しいデスバレーの野生の植物たちは死に絶えたかと思ったものの…
2015年のエルニーニョによる積雪が雪解け水となって谷を潤し、2016年の春にはたくさんの花が一斉に咲いたのです。

雨豆知識

もとより例年にないほど一斉に花が咲くことは「スーパーブルーム(Super Bloom)」と呼ばれ、10年に一度の出来事だと言われていました。

雨(水)によって眠っていた種が目を覚まし、荒涼とした砂漠が黄色やピンクの花で一面に覆われ、死の谷が生命力で満ち溢れる。
目を疑いそうになるほどの激変ぶりに訪れた人は歓喜するとか。 恵みの雨という言葉を実感しますね。

そして、今度は2016年に引き続き、2017年もカリフォルニアのいくつかの砂漠で「過去数十年で見られたことがないレベルで、花と植物が大変に繁っている」とのこと!

デスバレーを含む砂漠地帯でこれだけ花が咲き乱れる理由は”その場所では普段ありえないほどの大量の雨が降った”という場合がほとんどだそうです。

ということは”極端な気候変動”が起こっているということでもあり…
そう考えると素直に喜べない部分もあります。

しかし、やはり雨は天からの恵み。
“生命”を育む大切な存在。

雨が降るということは、もしかしたらもう当たり前ではなくなっているのかも。 雨の大切さ・尊さをもう一度考えたいものですね。

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