“利雪”の考え 楽しむ雪
雨水利用の豆知識

“利雪”の考え 楽しむ雪

雪国に住む人たちにとって、雪とどうつき合っていくかは死活問題に直結する。
屋根に積もった雪下ろしは大変な重労働だしコストもかかる。

さらに地方の高齢化が進んで、そもそも雪下ろしをする人手も足りない。
光熱費だってバカにならない。

雨豆知識

かつて、日本の豪雪地帯では飢饉になると死者が出たり、娘を身売りしたり、閉め切った家の中で囲炉裏の火を焚くため眼病になったり。 雪による害で人々は苦しんできました。

さすがに21世紀の現代にはそんなことは起こっていませんが…
それでも雪は「イヤなもの。害になるもの」としての意識が強いです。

昭和8年に初めて山形県新庄市で本格的な全国規模の積雪調査(雪調)が行われ、そのときに雪の分類や名称が定められました。

積雪地方の農村の経済状態を調査し、どうしたら農家経済の振興が図れるかという研究とともに、調査結果に基づいた農村住宅の改善も行われたそうです。

雪に埋もれる1階は家畜小屋をかねた仕事場に。2階は窓を大きく取った明るい居間に。

屋根は勾配をつけて雪が落ちるようにして。厳しい雪国での暮らしやすさを追求した実験農家を作り、実際に一家族が住んで検証したそうです。

実は、雪も雨が形を変えたもの。
雪とつき合うということを、雨との付き合と同じように考えなければいけないようにも思います。

降水量が全国各地で違うように、雨のカタチも降り方も各地域で違いがあるということ。
雪(=雨)の活用方法も地域性があるはずですよね。

新潟県や山形県では、昔ながらの生活の知恵である「雪室(雪を利用した天然の冷蔵庫)」を発展させた大規模な雪中貯蔵庫で米や野菜、酒などを貯蔵しているところがあります。

雪が自然に融けた水分で適度な温度・湿度が保たれるため、保存した農産物が呼吸をしながら、穫れたてのように眠っていられる条件になるんだそうです。

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新鮮さを保てるだけでなく、低温多湿の状態で保存することで、野菜の糖度が上がっったり、酒の味がおいしく変わる効果もあるとか!

また、温暖豪雪地の北陸は地温が冬でも10℃前後で土が凍らないので雪を水として利用できるという利点があります。

雪中貯蔵庫から融け出た水と雨水、井戸水を組み合わせれば大規模な節水効果が見込めるという説もあるなど、雪活用にはいろんな可能性もあるようです。

って決めつけないで、楽しく賢く活用していきたいものです。

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