◆【雨豆知識】

宇宙開発(人工衛星)と雨

「天気予報は晴れだったのに、どうして雨なの!」
「雨って言ってたはずなのに快晴じゃん!}
「天気予報はあてにならないからねぇ・・・」
こんな経験、昔はけっこうありましたよね。

でも今ではそういうこと、ぐっと少なくなっている感じがしませんか?
天気予報の精度が上がって、リアルタイムに雨雲の動きを簡単に確認できるようになり、 必要に応じて避難準備や避難警報も速報として出るようになりました。

でも、どうしてそういうことが可能になったのか?
それって人工衛星のおかげなのですね。
そして2016年から、また新たな人工衛星を活用したシステムが運用され始めました。

全球降水観測計画「GPM(Global Precipitation Measurement)」は、アメリカのNASAと日本のJAXAが 中心になり、世界中のパートナーが力を合わせて世界中に降る雨を宇宙から見極めようとするプロジェクトです。

GPM主衛星と複数の副衛星を使って地球全体の降水(降雨・降雪)を高精度・高頻度に観測するミッションが課せられています。熱帯の強い雨から高緯度の弱い降雪までの降水量を、これまで以上の高い精度で観測し3時間毎に地球全体の降水マップを作成することが目標です。

節水村コラム

貴重な水を私たちに運んでくれる"恵みの雨"ですが、同時に台風や洪水など、私たちの生活を脅かす災害をもたらすときもあります。 実に自然災害の約60%は洪水によるものといわれているほど。

3時間毎に作成される降水マップでほぼリアルタイムに地球全体の降雨量を正確に把握。
基準以上の降水が確認された地域に素早く警報を発令。

そうすることで洪水などの水による被害を最小限にとどめることができるし、多くの貴重な命や財産を救うことができますよね。

地球全体の降雨を監視することは、限りある貴重な水資源の管理にも通じています。

2014年2月、GPM主衛星はH-IIAロケットで種子島宇宙センターから打ち上げられました。その後データの有効利用のための調査と技術開発を重ね、予測精度の向上が確認されたことから2016年3月24日に気象庁が予測データを本格的に利用すると発表。 まだ運用され始めて間もないですが、今後の予報がどう変わっていくのか興味がありますね。

晴れた日に夜空を見上げると、飛行機よりもずっと高い位置をスーッと移動する人工衛星の小さな光が見えることがあります。その中の一つがもしかしたら宇宙から地球を見守ってくれているGPM衛星かもしれませんね。

ちなみにJAXAのサイトにはGPM衛星の観測情報をはじめ。面白い情報がたくさん掲載されています。
もしも、意外と身近な問題だったり興味深い内容だったり、ワクワクするようなプロジェクトがあったりします。

GPM計画のスペシャルサイトも公開されていますので、ぜひ訪問してみてはいかがでしょう。

JAXA公式サイト
http://www.jaxa.jp
GPM計画スペシャルサイト
http://www.satnavi.jaxa.jp/gpmdpr_special/index.html

宇宙航空研究開発機構(JAXA):2003年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)の3機関が統合して誕生した宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う機関。

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