◆【雨豆知識】

雨を活用して快適な室温を保つエクセルギーハウス

2020年に新築建物の省エネ基準適合が義務化されるのに伴い、高気密・高断熱の「エコハウス」という名称はずいぶん浸透してきました。しかし「エクセルギーハウス」は耳慣れない、もしくは一度も聞いたことないという方が多いのではと思います。

「エクセルギーハウス」とは、太陽と風と雨の力をなるべくそのまま利用して、できるだけエネルギーを使わずに快適に
暮らせる家のこと。ここで言う「エクセルギー」とは"使用可能なエネルギー""資源性"という意味です。

雨豆知識

私たちが使う電気は化石燃料や太陽光、風力などが持つエネルギーを変換して使いやすくしたもの。でも、エネルギーを電気に変える変換プロセスにはどうしてもムダが生じます。

具体的にいえば以下のようなイメージ。
火力発電所で発電する際、投入する化石燃料10に対して取り出せる電気は3、残りの7は熱となって放出されてしまいます。
太陽光発電でも、太陽エネルギー10に対して電気エネルギー2、熱エネルギー8。

家庭で使われるエネルギーの約60%が室内や水を冷やしたり暖めたりする「熱」関連のもの。 なのに「熱」を得る電気をつくるのに
大量の熱を捨てているという矛盾・・・室温より床や壁面が冷たければ体感温度は感じます。 反対に、床や壁面の温度が室温より高ければ体感温度は温かく感じます。

雨豆知識

エクセルギーハウスではこの壁や壁面の温度調節に雨水を活用するのです!夏は床下の放熱タンクに貯めた雨水を天井裏に
汲み上げ、天井板の上に敷いた布を均一に湿らせます。天井裏の窓から入ってくる風によって蒸発冷却現象が引き起こされ、
天井面から放射される冷エクセルギーによって室内が冷やされます。

冬は屋根の上の太陽熱温水器で温めた雨水を床下のタンクに戻し、床面を温めます。その床面から放射される
温エクセルギーによって壁や天井が温められ、室内全体が温まります。

そして、風の力を利用するため「どの位置に窓を設けるか」が重要になってくるんだそうです。
エクセルギーハウスでは「太陽と風と雨の力をなるべくそのまま利用」するため変換プロセスでの損失がほとんどないため、
エネルギーをたくさん使わずに済むのです。

高気密・高断熱の高機能住宅もいいのでしょうけど。
でも、エクセルギーハウスのような"自然と寄り添った家のあり方"というのは大事な考え方じゃないかと思うのです。

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